「仕立服と既製服の4つの大きな違い」
①仕立服は出来上がるまで目に見えず既成服は最初から見える。
シルエットが用意されていないことと用意されている違いという意味でこの違いは、自分の身体を優先させるか服を優先させるかという問題になる。
②仕立服は、素材、柄、形などをすべてゼロから選べるが既成服は決められた範囲内から選択しなければならない。
③仕立服は手作業(ハンドメイド、マシンメイドで手の数には違いがあります)で進められるが既成服はセットされた機械の上で流れ作業により作られる。
④仕立服が自分だけのただ一着の服であるのに対し、既成服は人体の平均値に基づいたサイズで作られ不特定多数を対象にしている。
良い仕立服は長年愛用できる。持ち主の体型が変化しても仕立て直し(再縫製)することで体型が変化する前と同じような着心地を体感できるようになっています。
仕立て服の歴史を作った英国の伝統・・・英国の紳士たちが未だに上質に仕立て上げられたスーツを長年愛用する。英国の仕立て服の伝統には、使い捨てなどという安易な発想は存在しない。